広島ホームテレビ
「地球派宣言 ソウの涙 ~スリランカ~」

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「地球派宣言 ソウの涙 ~スリランカ~」

私たちAsiaVoxスリランカコーディネイトした作品を紹介します。

番組紹介

 


広島ホームスペシャル2014
「ゾウの涙~スリランカ・人と野生の境界線」の放送は終了しました。
ご覧いただき、ありがとうございました。


はじめに

 

 
光り輝く島―――スリランカ。
豊かな自然と世界的な文化遺産の宝庫として、にわかに注目を集める国です。
敬虔な仏教徒が人口の大半を占めるこの国で、人々は戒律を守り、自然からの恩恵を受けて
暮らしてきました。
人々の信仰の中に生き、暮らしの最も近くにいる『野生』――― それがゾウです。
 地上最大のこの動物はスリランカの人たちにとって大切な存在でした。
しかし近年―――、国の発展に伴い、人とゾウとの間には軋轢が生まれ、互いの命を落とす悲しい事件が相次いでいます。
この事態はなぜ起きたのか?野生のゾウをこの危機から救うには―――
失われつつある身近な野生との境界線をこの国の取組みを通して考えます。
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番組紹介

 

 

インドの南東に浮かぶ島国には、様々な表情を見せてくれる自然と2000年を超えて仏教文化を今に伝える遺産群があります。
王朝歴代の都を結ぶ『文化三角地帯』や自然の力を見せつける巨大な岩山シーギリヤ・ロック、幻の空中宮殿にまつわる伝説など―――
この国は訪れるものを魅了し、圧倒する数々のエピソードを持っています。
その様々な場面に関わってきた生き物がゾウです。
信仰世界の神聖な存在にとどまらず、産業発展の貴重な労力として、人の近くで生きてきました。
一方で、人の生活圏の拡大は野生動物の聖域まで及ぶようになりました。
ゾウの行動範囲には交通機関が整備され、森は田畑へと姿を変えていったのです。
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列車や車との衝突事故にとどまらず、人の過剰な防衛策がゾウとの間の軋轢を一層強め、命を奪い合う事件さえ起きています。
『ゾウを救え』―――
自然の中を闊歩するこの国のシンボルを、これ以上傷つけ失わないために人と野生が、本来の居場所にもう一度帰るために―――
地球派宣言のHOMEが、この取り組みに密着取材でお伝えします。
 

見どころ① 生命の楽園

 

 
スリランカは、大陸との距離わずか数十キロ。陸続きであった時代から生きる哺乳類や、島国として固有に進化した生き物の楽園です。赤道からわずか北に位置しながら、この国の熱帯モンスーン気候は、多様な自然をもたらします。国土の14%が野生動物の生息域を守る国立公園や自然保護区に指定されていて、ヒョウ、クジャク、ワニなど魅力ある動物が私たちを迎えてくれます。
 
多くの野生の命があふれるスリランカで、国を代表する野生動物がゾウ。 年長のメスを頂点とした母親と子どもの群れで暮らしています。 1日に150キロ以上のエサを食べるゾウが、草を求めて広い草原を闊歩するその姿は、スリランカの豊かな自然を象徴しています。
 

 
 

見どころ② 数々の世界遺産と空中宮殿の謎

 

 

スリランカには6つの世界文化遺産があり、そのほとんどが仏教に関するものです。
シンハラ王朝は仏教を厚く保護し、王朝の権威の象徴として多くの仏塔や仏像が建立されてきました。紀元前3世紀から1400年に渡って都が置かれた古都・アヌラーダプラ、2番目の都が置かれ栄えたポロンナルワ、そしてシンハラ王朝最後の都となったキャンディを結ぶエリアは「文化三角地帯」と呼ばれ、多くの遺跡群が残り、それらは今も人々の信
仰の対象であり続けています。
その文化三角地帯の中、ポロンナルワからほど近いジャングルの中にあるシーギリヤロックは、この国最大のミステリーを秘めた世界遺産です。
およそ1500年前、弟との王位継承をめぐり、実の父を幽閉・殺害したカーシャパ王が報復を恐れて岩山の頂上に宮殿を築いた、という伝説が語り継がれています。わずか11年の栄華を極めたこの空中宮殿には、どんな秘密があったのか ―――
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番組では、ジャングルに囲まれた古代都市・シーギリヤに秘められた伝説を紐どきながら、シーギリヤロックの謎に迫ります。
 

見どころ② 数々の世界遺産と空中宮殿の謎

 

 

古来より人間の最も身近な野生であったゾウ。しかし、近年の工業化や大規模な農地開拓、さらには交通インフラの整備や内戦による環境破壊によって、彼ら本来の生息域である森林は面積が縮小の一途をたどっています。棲む場所を奪われたゾウがエサを求めて人里に現れ、人との間でトラブルを起こすという問題が深刻化しています。
列車と衝突して死んでしまったり、農園を荒らされることを嫌った農民が勝手に設置した高圧電線に触れて死んでしまうなど―。自身に危害を加えた人間に対して、ゾウが復讐するケースもあるのです。人とゾウの間に生まれる敵対関係をどのようにして解消していくか ――― これが、この国の抱える大きな問題なのです。   elephant02
私たちは、こうした悲しい事件や事故が起こる一方で、親を失ったり群れから離れてしまったゾウを保護、訓練し、野生に返す活動をしている、世界でただ一つの施設を取材しました。そこにあったのは、ゾウを彼らが本来生きるべき野生に返すことを切に願い奮闘する獣医師たちの姿でした。 この国の歴史の中でも、信仰の中で生き続けている動物が今なぜこれほどピンチにおかれているのか。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
人の暮らしに一番近いはずの自然界の象徴、ゾウが置かれている立場を通して、人と自然の共存のあるべき姿を探ります。
 

予告動画