NHK BSプレミアム
「ジャイアントパンダのタンタンと飼育員1000日の記録 ~中国~」 

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「ジャイアントパンダのタンタンと飼育員1000日の記録 ~中国~」 

アジアヴォックス中国では、中国関連のTV番組の企画立案・制作・リサーチ・コーディネーション業務・リモートによる取材代行を行っております。中国の北京、上海、大連、延辺に経験豊富なスタッフが常駐しています。中国語の翻訳・通訳は勿論、番組に限らず、中国の事であればどんな事でもお気軽にご相談ください。経験豊富なコーディネーターが、最上級のコーディネートをお約束いたします。

番組紹介


ジャイアントパンダのタンタンと飼育員1000日の記録

神戸市立王子動物園に暮らす日本最高齢のジャイアントパンダ・タンタン。小さな体に短い手足がかわいいことから“神戸のお嬢様”と呼ばれ、多くのファンから愛されています。
「ごろごろパンダ日記」は、タンタンが住むパンダ舎のバックヤードに潜入。ふだん見ることのできないタンタンの日常と飼育員たちが奮闘する姿を見つめてきました。

2年前から心臓病を患い闘病生活を送ってきたタンタン。去年10月の放送では、飼育員による懸命な治療や、タンタン自身の力で健康を維持するためのトレーニングの様子が紹介されました。

あれから1年、タンタンは今どうしているのでしょうか? シリーズ第4弾の放送を前に、杉浦大悟プロデューサー(以下、杉P)に取材時の様子や今回の見どころを聞きました。

タンタンのこれまでの歩みをアーカイブ映像で

2000年、タンタンは雄のコウコウと共に阪神・淡路大震災の復興のシンボルとして王子動物園にやってきました。小さな体に短い手足。その愛くるしさが人々の心を捉え、たちまち動物園の人気者に。2008年には赤ちゃんパンダが誕生するも、僅か4日で亡くなり、2年後にはパートナーのコウコウも天国へ旅立ってしまいました。以来、動物園に一頭だけ残されたタンタン。偽妊娠と偽育児を繰り返すように。2021年には、心臓疾患を患い、一時はまったくエサを食べない状態にまで悪化しました。そんなタンタンに長年、寄り添い続けてきた飼育員の梅元さんと吉田さん。2人は、どんな思いでタンタンを見つめてきたのでしょうか? 過去の映像を織り交ぜ、これまでの歩みを振り返ります。


杉P 解説

パンダはとても繊細で飼育も難しいので、なかなか密着取材をさせていただくことが難しいのですが、「ごろごろパンダ日記」では、動物園のご協力のもと、パンダ舎の内部にまでカメラを入れさせてもらい、ふだん見ることのできないタンタンの日常をお届けしてきました。タンタンは、ほかのパンダに比べると手足が短くて、ちょこんと座って食事をする姿がとってもかわいらしいんです。見た目の愛くるしさに癒やされるだけではなく、家族を失ったり病気に苦しんだりしながらも懸命に生きる姿を見ていると応援したくなり、そして自分も頑張ろうと元気をもらえる、という方も多いんじゃないかなと思います。


去年の放送時には、タンタンの病状が悪化して、食事もとれなくなったり、体内に体液がたまって動けなくなったりとシビアな様子もお伝えしました。心配された方も多かったかと思いますが、2人の飼育員や獣医師などチームタンタンの懸命なケアとタンタン自身の頑張りが実り、素人の私の目にはずいぶん体調が安定してきたように感じました。今回の取材時には体調が悪かった時にはあまり見られなかったニンジンやリンゴを食べる様子やタイヤで遊んだりする姿も見られました。病気が完治することはなく治療は続きますが、今回の番組では少しでも前向きな姿をお見せできるよう心がけて制作しました。

パンダ舎の屋上に咲く満開のひまわり!花に託した飼育員の思い

この夏、タンタンが生活するパンダ舎の屋上を満開のひまわりが彩りました。梅元さんと吉田さんが春に種をまき、大切に育ててきたひまわり。その一輪一輪に、タンタンに会いにくるファンの人たちとタンタンへのある思いが込められていました。「来年の夏も、またひまわりを咲かせたい」と言う2人の願いとは?


杉P 解説

現在、動物園ではタンタンの体調を考慮して公開を見合わせています。それでもタンタンの雰囲気を感じたいと、全国から多くのファンが動物園を訪れます。そんなファンの皆さんに、少しでも明るい気持ちになってもらいたいという思いから、飼育員の2人はパンダ舎の屋上にひまわり畑を作りました。肥料にはタンタンのフンも使われているので、ひまわり栽培はいわばタンタンと飼育員による共同作業。運動場の周りはシートで覆われているため外からタンタンの姿を見ることはできませんが、屋上に咲く満開のひまわりを通じて、ファンの皆さんは、ひまわりの下でタンタンは元気にしているのかなと想像することができると言っていました。


ひまわりの種がつなぐタンタンとファン、動物園の絆

梅元さんと吉田さんは、毎年、9月16日のタンタンの誕生日にはリンゴやブドウをあしらった手作りケーキで祝ってきました。しかし今年は、観覧できない日が続いてもタンタンを応援してくれるファンにプレゼントを贈ることにしました。誕生日当日、150人を超えるファンが開園前から列を作り、お祝いのためにやってきました。そこで配られたのは、パンダ舎の屋上のひまわりの種でした。2人とタンタンからのプレゼントに、受け取った人々の反応は?


杉P 解説

梅元さんが「日々、治療に追われていると、1週間後どころか次の日のことも想像する余裕なんてないけど、来年もまたひまわりを植えようと思うことで、来年の夏もタンタンに元気でいてほしいと願う気持ちが強くなる」と話していたのがとても印象に残っています。最初はファンのために植えたひまわりが、実は飼育員2人にとっても大切なものになっていったという印象を受けました。


タンタンが穏やかな時を少しでも長く送れるよう、日々心を砕いている梅元さんと吉田さん。2人の取り組みを通して、老いとの向き合い方について深く考えさせられました。これは、動物だけでなく私たち人間にも重なる深いテーマではないでしょうか。動物園の飼育員がこんなにも悩みながら動物に寄り添っているということを知る機会にもなると思いますので、ぜひご家族でご覧いただけましたら幸いです。


 

 

 

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