日本テレビ ザ!世界仰天ニュース
「危険な食べ物スペシャル ~フィリピン~」
私たちAsiaVoxフィリピンがコーディネイトした作品を紹介します。
番組紹介
2014年1月、世界でも有数のリゾート地、インドネシア・バリ島。ニューイヤーで賑わうバリ島で恐ろしい事件が起こった。オーストラリアから旅行に来ていた母と娘の親子2人が突然倒れた。駆けつけたホテルのスタッフが救急車を呼び、母娘はすぐに病院へ搬送された。しかし、母親は病院に着く前に死亡、娘も病院に着いて数時間後に死亡した。死因は窒息死。娘の身体には赤く腫れたじんましんのような発疹が見られたが、その他に大きな外傷は見られなかった。警察は事件の可能性も視野に捜査を開始。母娘が宿泊していた部屋を調べると、荷物からは29種類もの薬が発見され、部屋には嘔吐を繰り返した痕跡が。また、部屋には男性の名前と電話番号が書かれた紙が残されていた。その電話番号の主は、死んだ母娘がバリ島でどのように過ごしたのかを知っている唯一の人物、タクシーの運転手のもの。警察はこのタクシー運転手に事情を聞いたが、彼は母娘を案内しただけであって、2人の死とは何の関係もなかった。そして、部屋に残されたあの大量の薬。その鑑定の結果、薬による毒物は発見されなかった。そこで警察が次に疑ったのは母娘がホテルで食べた食事によって食中毒を起こしたのではないかということ。しかし、その日のホテルの食事で、他の客の中で具合が悪くなった客はいないということから食中毒ではないとされた。死の原因が不明のまま母娘の遺体は二人の故郷、オーストラリアに運ばれ、解剖が行われることに。そして、死因は「ヒスタミン中毒」が誘発したぜん息によるものだと判明する。魚に含まれるヒスチジンというアミノ酸が、ある微生物の働きによってヒスタミンという化学物質に変化し、これが100㎎以上体内に入ると下痢、嘔吐、頭痛、腹痛、じんましんなどの中毒症状を引き起こすという。さらに、一度できてしまったヒスタミンは加熱処理をしてもなくなることはないという。それにしても、ヒスタミン中毒で死亡するというのは世界的にも稀なケース。なぜ、母娘が死亡するに至ったのか?日本の医師によると、ヒスタミンは気管支の筋肉を収縮させる作用があり、この母娘の場合はぜん息も持っていたことから、さらに呼吸がしづらくなった可能性があるということだった。ヒスタミンを増やさないために、魚はできるだけ低温で保存することが効果的だ。
アジアヴォックスの紹介
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