テレビ東京 未来世紀ジパング
「PM2.5の元凶は?中国驚きの投棄現場
&感謝される日本技術 ~中国~」
私たちAsiaVox中国(北京)がコーディネイトした作品を紹介します。
番組紹介
黄砂が中国から飛来する季節。どうしても気になるのは、そこにあの物質が含まれているかどうかだ。微小粒子状物質『PM2.5』。番組では、北京と東京で、同じ掃除機の吸引口にガーゼを括り付け、20分間吸引するという実験を試みた。すると…北京は真っ黒に。この大気汚染物質の大きな元凶は、”石炭”だ。日本では、過去のエネルギー資源といったイメージが強いが、中国は、世界一の石炭消費大国。しかも、この10年で2倍に増えている。その石炭の驚くべき現場をジパング取材班が直撃した。果たして、今後、日本への影響はどうなるのか?
今もSLが走る街…衝撃の現場をスクープ撮!
石炭を最も大量に使用するのが、火力発電所。中国では、いまだに発電に使うエネルギー資源の8割が石炭なのだ。その排煙で曇る中国某省。そこでは、何とSL=蒸気機関車が黙々と蒸気を放ちながら、今も現役で走っていた。そして貨車には、発電所で使用済みとなった石炭の灰を満載。そのSLの行き先を追跡すると…町外れの何も無い土地で、すべて廃棄していた。黙々と舞い上がる石炭の灰。しばらくすると、あたりは真っ暗になってしまった。
“巨大露天炭坑”に潜入
毎年2億トンずつ増える、中国の石炭使用量。そんなに多くの石炭はどこで採掘されているのか?中国有数の石炭産出量を誇る寧夏回族自治区。幹線道路では、幌やビニールシートで覆うこともせず、むき出しの石炭を満載したトラックが、排ガスをもうもうと上げながら行き交っていた。そんな“石炭の都”に、中国最大級の「露天炭坑」がある。炭坑は中国エネルギーの生命線。通常、外国人には一切公開しないが、今回、特別に入る事が許された。
中国の頼みの綱…ニッポンの環境技術
大気・水・土壌、過去最悪の環境汚染が続く中国が、頼みとしているのが日本の
環境技術だ。新日鉄住金エンジニアリングの現地法人、BE3の中馬総経理は今、
新日鉄の前身である八幡製鉄所で生まれた環境技術を中国に売るため、全土を飛び回っている。かつて八幡製鉄所は、北九州市の大気を汚染し、「死の街」と言わしめた元凶。そこで生まれたCDQと呼ばれるシステムが今、中国の製鉄所で売れに売れているのだ。製鉄所は、火力発電所と並ぶ大気汚染の大元。CDQはコークス炉から出る有害な煙をシャットアウトし、発電まで出来てしまうという一石二鳥の技術。中馬さんに密着すると、未来の50兆円市場、中国環境ビジネスの可能性が見えて来た。
アジアヴォックスの紹介
私達、アジアヴォックス番組制部では、中国を始めとして、台湾・香港・韓国・インド・スリランカ・ネパール・バングラデシュ・フィリピン・ベトナム・タイ・モンゴル・アイルランドなどアジアを中心に「民の声は神の声」を原点に!ドキュメンタリー番組の企画・制作・リサーチ・コーディネートを行っています。スリランカではメディアスクール・インドでは劇映画の輸入・バングラデシュではテレビドラマの制作を行っています。その他、中古車や日本食材の輸出・国内外の不動産業を行っています。
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