NHK ハイビジョン特集
「鄭和」偉大なる旅人1.2 ~中国~」
アジアヴォックス中国では、中国関連のTV番組の企画立案・制作・リサーチ・コーディネーション業務・リモートによる取材代行を行っております。中国の北京、上海、大連、延辺に経験豊富なスタッフが常駐しています。中国語の翻訳・通訳は勿論、番組に限らず、中国の事であればどんな事でもお気軽にご相談ください。経験豊富なコーディネーターが、最上級のコーディネートをお約束いたします。
番組紹介
しかし、永楽帝のクーデターで軍人として功を挙げ、世界最大の航海事業である「南海遠征」のリーダーに抜擢されます。
今からちょうど600年前、200隻以上、2万7000人を超える巨大船団を率いて、中国からアジア、中東を越え、遠くアフリカ大陸までに及ぶ大航海を指揮しました。
その偉業は、コロンブスよりも100年近くも早く、壮大な旅をした中国の偉大な航海者として知られています。
面白いのは、アメリカ大陸を発見したのも、実はコロンブスよりも鄭和だったのではないか―と云われているんですね。
NHK-BSハイビジョンにて放送されるハイビジョン特集「鄭和 偉大なる旅人」という番組では、そうした鄭和の偉業や足跡をたどるそうです。放送日時は以下の通り―
ハイビジョン特集「鄭和 偉大なる旅人」
2月1日(水)午後8時~9時30分 前編「数奇なる生涯~中国からインドへ~」
2月2日(木)午後8時~9時30分 後編「巨大船団の謎~アラビアからアフリカへ~」
アジアヴォックスの紹介
私達、アジアヴォックス番組制部では、中国を始めとして、台湾・香港・韓国・インド・スリランカ・ネパール・バングラデシュ・フィリピン・ベトナム・タイ・モンゴル・アイルランドなどアジアを中心に「民の声は神の声」を原点に!ドキュメンタリー番組の企画・制作・リサーチ・コーディネートを行っています。スリランカではメディアスクール・インドでは劇映画の輸入・バングラデシュではテレビドラマの制作を行っています。その他、中古車や日本食材の輸出・国内外の不動産業を行っています。
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海外事業所

①リベリア共和国 元人食い少年兵の晩御飯 
③アメリカ 極悪ギャング飯


今回の配達先は、フィリピン・セブ島。海の上にあるバジャウ族の村で暮らす松田大夢さん(22)と、新潟県佐渡市に住む、親代わりだった祖母・光江さん(70)と、祖父・隆信さん(71)をつなぐ。高校3年間を祖父母と佐渡で過ごし、高校を中退後、セブ島に渡った大夢さん。祖母は「本当は佐渡にいてもらいたかった。でも、あの子はちょっと変わっている。どんなに周りが説得しても意思を曲げなかった」と振り返る。
「海の遊牧民」と呼ばれるバジャウ族の生活の糧は、伝統的な素潜り漁。壊れた傘の骨でモリを作り、手作りの船で漁に出る。数百年に渡って漁で生計を立ててきた彼らは、ボンベなしで水深40mまで潜ることができるという。この村に来て漁を覚えた大夢さんも、村人と一緒に素潜りで魚を獲る。昔は漁だけで充分生計が立てられたが、海の汚染は深刻で、今はそれも難しいという。
再び日本を飛び出し、3年前、この村にたどり着いた。ここで出会ったシャイマさんに一目惚れし、猛アタックの末に結婚。村全体がひとつの家族のように助け合って生きるバジャウ族の人々は、何の偏見も持たず、大夢さんを受け入れてくれたという。日本では感じることができなかった濃密な人間関係がこの村にはあるという。
大夢さんは、自分を受け入れてくれた彼らのためにも、ここで新たなビジネスを立ち上げようと奮闘している。ブログにこの村での生活を綴り、インターネットの広告収入を得、さらに、村の人たちと新たな事業を展開しようと、賛同する人たちから資金を調達。この地に観光客を呼び寄せるべく、ゲストハウスを建設し、観光ツアーボートを運営するなど、村に雇用を生み出そうとしているのだ。「彼らだけだと限界がある。僕が外からアイデアを持ってきて、仲間として助け、一緒に楽しいことをして生きていけたら」と、大夢さんの夢は広がる。




今回の配達先は世界有数のカイトサーフィンスポットであるスリランカのカルピティヤ。ここでカイトサーフィン・インストラクターとして奮闘する大島彩さん(28)と、愛知県に住む父・清さん(62)、母・温子さん(54)をつなぐ。両親には何も告げずスリランカに渡ってしまったまま帰ってこない彩さん。両親は娘のフェイスブックで安否を確認する状態で、父は「仲よく写真に写っている彼氏もいるみたいだが、正式な“彼氏”なのかどうかもわからない。将来どうするつもりなのか…」といい、娘の幸せな結婚を願う両親は心配している。
カイト(凧)で風を受けながらボードで水上を滑走するカイトサーフィン。学生時代はアジア大会で3連覇を果たすほどの実力者だった彩さんは、大学卒業後、カイトサーフィン一筋の生活に。9年間、風を求めて海外を転々とし、その旅の途中で出会ったカイトサーファーのフランス人・ステファンさん(37)と恋に落ち、2年前に2人でスリランカへ渡った。 彩さんがカイトサーフィン・インストラクターとして働くのは、“スリランカカイト”という、宿泊設備とカイトサーフィンスクールを併設したリゾート施設で、およそ20人いるスタッフの中で、日本人は彩さんひとりだけ。実は、ステファンさんがこの施設の共同オーナーになったことから、一緒に働かないかと彼女を招いたのだ。2人は施設内のバンガローを借りて一緒に暮らしており、仕事もプライベートも常に一緒だ。
日本の両親には住む場所もステファンさんの事も何も告げないまま日本を飛び出した彩さん。愛する人と自由な人生を謳歌しているが、両親が彼女の将来や結婚、彼氏についてとても心配していると聞かされると、「ステファンはすごく優しい人。結婚はお互い“してもいいね”というぐらいで…。実はプロポーズもしてもらったんですが、このビジネスが安定するのを待っている感じなんです」と現状を語る。彩さんたちが将来についての答えを先延ばしにしているのには、ある訳が…。去年、施設内で火事が発生し、敷地の半分が消失。彼がオーナーでもあるこのリゾートが倒産の危機に見舞われたのだ。「今は金銭的にも大変で、ステファンや共同オーナーはずっと無給状態で働いているんです」と彩さん。今はスタッフ一丸となって施設を復旧中で、このことが、2人が結婚に踏み出せない理由の一つだという。
これまで両親には何も伝えてこなかった彩さんだが、「私自身が流されるままに生きてきて、自分がこの先どうなるのかもわからない。親に将来の話をしても、その通りになるとも限らない。それなら、敢えて言わなくてもいいのかなと…」と、彩さんなりの考えを明かす。一方、ステファンさんは彩さんとの未来について「もちろん結婚するつもりです。今は仕事のことがあるので、すぐにとはいかないけれど、必ず結婚して家族を作ります」と明言した。その言葉に、日本の母は、「彼の中に覚悟を感じて安心した。本気で娘のことを考えてくれているのだったら、彼女もやりたいことをやれて幸せかもしれない」と、納得したようだ。
そんな両親から届けられのは、クジラのしっぽをかたどったネックレス。昔家族でハワイに行った時に買った思い出の品で、母が大切にしていたものだという。クジラのしっぽにはハワイで“幸せを願う”という意味がある。嫁入り道具を持たせることもできないまま、娘が遠く離れてしまったことを悲しむ母が「せめて、その代わりに…」と贈ったもので、その思いを知った彩さんは「私の事をすごく思ってくれて…ありがたいです。心配かけてごめんなさい」と号泣するのだった。 
